令和3年8月16日、旭市議会において第1回臨時会が開催された。
出席議員は17名で、新たに補欠選挙で当選した議員の紹介が行われた。その後、市長による挨拶がなされ、特に新型コロナウイルス感染症への対応が強調された。
米本弥一郎市長は、初登庁後の挨拶で、市の一体感の醸成や道の駅建設への取り組みを述べた。また、現在進行中のワクチン接種についても触れ、市民の生活支援が喫緊の課題であると強調した。市長は、支援金給付に向けた施策を進める意向を示した。
会期は本日1日限りと定められ、常任委員会の委員選任が行われ、島田恒議員、崎山華英議員、永井孝佳議員が選任された。また、議案第1号から第4号までの4議案が上程され、市長による提案理由の説明が行われた。
議案第4号では、新型コロナウイルスの影響を受けた生活困窮者への緊急支援金について詳細な説明があった。生活困窮者自立支援金は、条件を満たす世帯に対して具体的な支援が行われる方針である。市の社会福祉課長、椎名隆氏は、具体的な支援金の給付状況や影響状況について質疑に答え、必要な支援が迅速に届けられるよう努める旨を述べた。
質疑後の討論の中で、林晴道議員が新型コロナウイルス感染症による市の影響について質問し、社会福祉課長は、貸付件数の増加や新たに創設された支援金の意義を説明した。議会は全議案に対して全員賛成で承認し、迅速な対応が確認された。
閉会は午前10時38分、今回の臨時会は短期間で重要事項が議論され、実質的な成果を上げたと見られている。