令和5年6月5日、我孫子市議会の定例会が開催された。
会期は本日から6月22日までの18日間と決定された。
議長の甲斐俊光氏の下、各議員が出席して議事が進行した。
まず大雨による影響について、星野順一郎市長が報告を行った。
6月2日から3日にかけて発生した大雨の影響で、我孫子市では最大48ミリの降水量が記録された。
その結果、道路冠水や数地区での停電などの被害が発生したが、人的被害はなく、迅速な避難情報が指示されたとのことだ。
次に、新型コロナウイルス感染症に関する対策が説明された。
感染症の法的位置づけが変わり、基準に基づいた対応が続けられている。
市長は、ワクチン接種の制度を安定させるために医療機関での直接申し込みに移行を進めることを強調した。
物価高騰への対応策についても報告された。
国の緊急支援対策に基づき、子育て世帯への生活支援が実施され、対象となる世帯への給付金が支給されたことが述べられた。
また、学校給食費への補助を継続する方針も示された。
我孫子市の幼年消防クラブへの支援や、高齢者支援に関しても取り上げられた。
地域における相談体制の強化が図られ、市民のニーズに応じた支援策が展開されていく。
そのほか、手賀沼花火大会の開催準備や観光振興策についての話題もあり、地域経済の活性化に向けた取り組みが進められる。
市長は、地域の魅力を高めるさまざまな施策を強調し、議会の協力を仰いだ。
今回の定例会では、議案第1号から第9号までが提出された。
具体的には、税制の改正や消防車両の更新、交通安全の向上に関する内容が含まれた。
報告第1号から第5号も承認され、今後の予算計上が議論されることになる。