令和2年12月22日、名鉄八幡駅周辺地区のまちづくりに関する議会協議会が開催された。
議題では、竹本幸夫市長が地域活性化に向けた施策を強調した。この地域のまちづくりは、彼のマニフェストの中心的テーマであり、毎年1,000人の社会増を目指すと述べた。雇用創出を進めるため、八幡地区の開発が重要であると指摘された。
市長は、名鉄八幡駅周辺の渋滞対策についても言及。周辺道路の改善を進めるため、関連機関と協議を続けていると説明した。特に、スズキ敷地内の進入道路に関する計画について、公安委員会との調整が進んでいるという。また、イオンモールの出店に向けた土地取引の進捗も伝えた。
山本英樹都市整備部次長は、イオンモール開業に伴う道路改良の計画を詳細に説明。道路への誘導線の設置や、主要な交差点への自動車の流れをスムーズにするための対策が提案された。多くの交通量が増加すると見込まれ、改善策は急務であるとのこと。
具体的な改善計画として、国道1号の穴田交差点の改良や、蔵子線、白鳥野畔原溝線を含む複数の道路での改良が挙げられた。それらの改良を通じて、交通渋滞を緩和し、地域全体の交通環境を改善すると説明された。
また、竹本市長は、商業者への支援策についても言及。イオンモールの開業による地域経済への影響を軽減するための補助制度の創設を検討しているとした。地域の小売業に対する影響調査の実施の必要性も指摘され、議員からの意見を受けてさらなる検討が求められた。
質疑応答では、交通事故のリスクや信号設置の必要性についても議論がなされた。蔵子線と蔵子白鳥線の交差点については、信号設置要望が出されているが、現段階では協議が進んでいないとの回答があった。今後の進捗を見守る必要がある。
本協議会は、名鉄八幡駅を中心としたまちづくりにおける重要な方針が示され、地域発展への期待が高まる内容となった。市長と都市整備部次長の説明を受け、議員からの意見も交え、今後の施策が市民生活を豊かにすることを期待して閉会した。