半田市の令和5年9月定例会では、子育て支援や祭り文化の持続性、学校給食の向上について主要な議題が行われた。
子育て支援の新しい取り組みとして、「こども家庭庁」の設立が挙げられ、竹内功治議員はその影響について質問を行った。弊市では、県や国と連携し、子供に関する施策の充実を目指していると伊藤奈美子ども未来部長が述べ、子供や保護者の意見を尊重し、子育て環境の整備に取り組むとの姿勢を示した。
また、家庭での学びの方法として、新しい「ラーケーションの日」や「県民の日学校ホリデー」の導入も話題に上った。伊藤部長は、平日休みを活用することで子供と保護者が、更に充実した学びの機会を得ることができると強調した。
一方、麻生七海議員が取り上げた公園での喫煙に関する議題では、周辺環境への配慮から、部分禁煙が実施され、その効果の検証が急務とされている。市は、全公園を対象にした全面禁煙の可能性も検討していくとし、利用者の協力を求めた。
また、半田の祭り文化を持続可能にするためには、小中学生からの教育が大切との見解が示された。山本裕介議員は地元文化との結びつきを強化し、より多くの学生が祭りに参加する機会を増やす必要性を訴えた。
加えて、新学校給食センターの建設に関連する質疑では、栄養士の工夫により地産地消が進められており、子供たちが日常的に地域食材に触れる機会の増加が期待されていることも報告された。