阿久比町議会の令和3年第2回定例会が6月10日に開催され、議員たちが新型コロナウイルス関連の問題と災害対策に関する質問を行った。
まず、竹内卓美議員は、災害対応について質問を行った。
その中で、豪雨災害が懸念される時期において、被災者が迅速に避難できる体制の構築が求められると訴えた。
「避難が終わらなければ、復旧復興が進まない」と強調し、具体的な課題として罹災証明書の発行や避難所の運営についても言及した。
続けて、議員からの問に対し、総務部長の大久保英俊氏は、応急危険度判定が必要とされることや、職員の講習受講による体制強化について説明した。
「受講者の増加により判定が迅速化する」と述べ、非常時に備える準備の重要性を訴えた。
また、ワクチン接種に関して、一般質問が集中的に行われた。
特に新美三喜雄議員は、ワクチン接種の運営体制や障がい者への配慮について質問し、高齢者に対する迅速な対応が求められると指摘した。
民生部長の関真人氏は、接種予約の方法や、医療機関での個別接種体制について明らかにした。
「電話が殺到し、一部の住民にご迷惑をおかけした」と謝罪し、今後はインターネット予約を導入し、混雑を緩和すると約束した。また、消防・救急隊員の優先接種についても触れ、これらの職種のワクチン接種を済ませた旨を示した。
最終的に、教育部長の中川学氏は、地区公民館のネット環境整備についても言及し、「避難所としての機能を果たすためにネット環境は必要」と発言。
重要な情報を発信・共有するために、フリーWi-Fi導入に向けた調査研究を行う考えを示した。